子育てに奮闘する妻を支えるべき夫の立ち位置とは?

夫の心得

その1

妻が夫に対して思っていることは、たとえ馬鹿げたことでも気がねなく自由に話せることが大切。だから家庭では殿様のように威張らないこと。夫は大きな耳、楽しい口、優しい目で熱心に聞くこと。そして家庭内のことは、妻を完全に信用してまかせること。こちらからいっさい口出ししない。妻から相談されれば熱心に協力すること。

その2

妻の欠点、短所、嫌いな性格および過去の失敗、古傷には絶対さわらない、言わない、つつかない。妻の良い点や苦労していることを、子どもに話して聞かせる。陰で妻をほめる。

その3

妻の忠告に対しては「ごもっとも、ごもっとも」と言って心を込めて聞くこと。決して言い訳や反論をしない。的外れの場合は気にせず、文句も言わず熱心に聞いてるふりをして聞き流すこと。的をいていれば、まず、その言葉に感謝の言葉を述べ、まず受け入れること。「お前がいるから、たすかるんだよ」と、妻に聞こえるように時々つぶやくこと。

その4

妻の長所やよい点、時々さりげなくほめる。また、何かの機会があったら最大限に褒める。「おはよう」「ただいま」「おやすみ」「ありがとう」は自分から先に言う。妻や子どもがそれに応じなくても文句はいわない。食卓では、「いただきます」「おいしい」「ごちそうさま」を必ず言う。

その5

夫として妻に対して、次の言葉をいつも忘れずに告げる。「僕は君が好きだ」「君は僕の宝だ」「どんなことがあっても、僕は君と子どもたちの味方だ」そして、疲れている妻には特にいたわって優しくする。決して無理な要求はしない事。

その6

妻に良い格好を見せることをやめる。突っ張るのをやめ、肩の力を抜いてリラックスすること。弱ければ弱いお父さんでいい。ありのまま表も裏も見せ、自然の姿で生きること。職場の苦労や、嫌な事、失敗したことなど妻に話して慰めてもらうこと。もちろんうれしいことも話す。

その7

妻と一緒にデパートに行ったら、‘’忍‘’の一字に徹すること。イライラしない。皮肉や文句は決して言わない。買い物にケチをつけない。むしろほめること。

その8

実母と同居している場合は、全面的に妻の味方をする。決して母親の味方をしない。そうすれば妻は母に我慢できるし、優しさも演技できる。

その9

毎月給料日は、できるかぎり早く帰宅して家族と夕食を共にすること。その食卓でお母さんの努力の感謝を述べる。子どもたちにも激励の言葉をかける。妻や子どもたちが味方になってくれれば、お父さんは強くなります。


これからは妻や子どもたちを味方にするために、心や時間を使う人が人生の勝者になり出世します

「父親講座」より抜粋

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