子育てコラム Yの母

「育児って孤独だな」そう思い始めたのは、上の子が1才を過ぎた辺りからだったでしょうか。旦那は、忙しく家にいない。本州から北海道へ嫁いだため周囲に友人はおらず、話し相手もいない。母親も亡くしており、頼れる場所がありませんでした。

そろそろ支援センターでも行ってみようかと思った矢先、下の子の妊娠で切迫流産になってしまいました。自宅安静の中、毎朝起きると「今日はどうやって子どもと長い一日を乗り切ろうか」と悩む日々でした。

下の子が生まれてからは、毎日がてんてこ舞いになりました。1才7ヶ月差の上の子を優先しようとしても、なかなか難しい。誰かに助けてほしくて話を聞いてくれる人がほしくて、支援センターに初めて行ってみました。この時、上の子が1才10ヶ月でした。

支援センターを利用してみると、驚いた事がたくさんありました。先生方が毎日おもちゃの消毒をして下さっていました。感染症が流行する時期は、安心ですね。
そして、上の子と遊んでいる間に下の子の面倒をみてくださり。下の子の授乳中は上の子と遊んでくださり。育児の悩みをたくさん聞いては励ましてくださったり。
いつの間にか子どもたちが先生方を大好きになりました。そして、私も同じような悩みを抱えているたくさんのお母さんたちと出会い皆一緒なんだと改めて思い、気付けば気さくに話せる方が増えました。育児をしているお母さんたちの「わかる」「うちも同じ」は、本物です。その言葉を聞くと心が軽くなりました。

支援センターに通いだす前の家にこもって育児をしていた頃に比べ、子どもたちだけでなく、私自身の笑顔も増えました。今では下の子が1才10ヶ月になり、支援センターを利用している時が本当に楽しそうです。上の子が小さいうちも連れて来てあげたら良かったな・・と少しの後悔もあります。

もうすぐ下の子も保育所に入ります。支援センターに顔を出す機会もぐんと減るので少し寂しい気持ちもあります。私は、この支援センターという温かい愛に包まれている場所が好きでした。たとえ、一緒に通った子どもたちがいつか忘れてしまったとしても。

(by Yの母)

柳町子育て支援センター

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