言葉はいつ頃からでるの?

運動機能の発達と同じくらい、あるいはそれ以上に気になるのが言葉の発達です

「1歳過ぎたのにまだ言葉が出ない」「2歳になっても単語しかしゃべらない」といった「言葉が遅い事」に関する悩みはことのほか多いものです。

たいてい育児書には「意味のある言葉をしゃべるのは11ケ月ごろ」あるいは「2歳過ぎには二語文(二つの言葉が通ながった文)が話せるようになります」などと書かれているので、その時期になってもわが子が喋らないと親は心配でたまりません。

早く話すようになった子に周囲の人たちが「偉いね」「頭がいい子だね」と言っているのを聞くたびに、親はますます肩身の狭い思いをします。「知的能力に問題があるのではないか」と不安になったり「これまでの自分のかかわり方が良くなかったのではないか」と自分を責めてしまう親も少なくありません。

発達過程がわかれば予測もできる

「言葉が遅い」というのは、話せる言葉が少ないという事だけで子どもたちはこちらの言うことを理解できていることが多いようです。

子どもはどのようにして話す能力を身に着けていくようになるのか、その発達過程をある程度理解すれば、発語が遅くても、待つだけの心のゆとりができるのではないかと考えます。

最近、様々な実験や観察から、赤ちゃんの言葉を習得する能力について色々なことがわかってきました。産まれたばかりの赤ちゃんはもちろん喋れませんが、このころから言葉を話すためにいろいろな準備を進めています。

まず、聞いている時期があります。これはお腹の中にいた頃から始まっています。また、生後3ケ月位になると喃語と言って機嫌の良い時に「アー」「ウー」などの声を出すようになります。やがて、意味は持たないのですが「ングング」「バブバブ」などいくつかの音をまとまりとして発声できるようになります。そのうちに赤ちゃんは「アーアー」等と言ってしきりに物を指さしたりするようになり、言葉が作られていきます。

発語が遅くてもこのような過程がみられるのであれば「今はこの段階だからもうすぐかな」と言った見通しを持つことが出来るでしょう。

言葉の習得は最初の発語が9ケ月という子もいるし、1歳半近くになってからという子もいて、その幅は運動発達の個人差よりもさらに大きなものです。中には3歳になってせきを切るように文章をしゃべり始めた子もいるようです。

ただし、気を付けなければいけないことがあります。

言葉の遅れが、単に個人差による場合は特に問題ないのですが、中には、身近の人の言葉がけが少なかったり、テレビを常につけっぱなしにしていたり、反対に親が子どもの言いたいことを先取りしていってしまったりと、子供が置かれている環境も遅れの原因と考えられるケースもあります。

また、耳の聞こえなどの心配がある場合は、専門機関への相談も考えてみましょう

By 音更子育て支援センター

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