初めての3人育児
転勤で音更に引越してきて一年が経ちました。初めての土地で頼れる人がいない中の出産や初めての3人育児は想像以上に大変でした。夫が仕事の時間は目と手が足りず、もうひとり大人がいれば…!と思うことも多かったです。
振り返ると音更にきた当初の私は自分一人でなんとかしないと!という気持ちが強く、常に気が張っていたと思います。
予定外の転勤とはいえこの状況を選んだのは自分なので、仕方がない。慣れるまでは大変だけど、大丈夫。数年しかいられない十勝を堪能しようとむしろ前向きな気持ちでこの状況を楽しんでいました。保育園にも通うし、もっと大変な人もいるのだから自分は大丈夫と思い込んでいたのだと思います。
しかし、真ん中の子が保育園になかなか慣れず行き渋りや泣く姿が多く見られた時に、保育士から『ママに甘えたいんだよ。二人の時間を作ってあげて。』と言われました。
私なりに精一杯子ども達と向き合ってるつもりでしたが、私1人対子ども3人で過ごすことが多く、甘える時間が少なかったと思います。でも他にみる人がいないのにどうやって2人の時間を作れば良いのかもわからず、突然の言葉に途方に暮れました。
今思えば保育士は子どもの様子を見てくれていたからこその言葉だとわかりますが、その時は今まで頑張ってきた自分を否定された気がして落ち込みました。
この言葉がきっかけで子どもとの時間を確保するため支援センターの利用を始めました。赤ちゃんをベビーベッドで寝かせてる間に上の子達と遊ぶ。先生方が赤ちゃんを気にかけてくれるので安心して遊べました。家だと家事に追われ片手間で遊んでしまうことも多かったので、上の子達とじっくり遊べる時間を作れたのはよかったです。
支援センターに遊びに行けば声をかけてもらったり、子どもの成長の悩みなどを話せる場所ができ、自分一人じゃない時間ができました。今では支援センターや図書館など地域の様々なサービスを活用しています。
今まで私は周囲を頼って育児するタイプと思っていましたが実際は一人で背負い込んでいました。
周りからの優しさは遠慮せず少し図太いくらいに受け取る。利用できるサービスは利用する。そして私が笑っていれば家族の大体はうまくいく。このことに気づき、行動できるきっかけとなった保育士の言葉、そして暖かく接してくれる周囲の方々に感謝しています。初めての三人育児は慌ただしい毎日ですが音更で子育てができてよかったと思います。
3児の母