「あっ!」こんなものを飲んじゃった…。

食物以外の物を誤って口から摂取することを「誤飲」と言います。
誤飲で多いものは「たばこ」。次いで、「医薬品」「食品」「玩具」「プラスチック製品」などがあります。

飲んだものによって対応に違いがあります。
飲んだものを正確に把握し、直ちにかかりつけの医師か、119番に電話しましょう。

また、下記のように「電話サービス」により情報提供もしています。

中毒110番・電話サービスの利用方法

財団法人日本中毒情報センターが行う中毒110番は「化学物質(たばこ・家庭用品など)」「医薬品」「動植物の毒」などによって起こる急性中毒について、実際に事故が発生している場合に限定し情報提供しているものです。(通話料は相談者の負担となります。)

【大阪中毒110番】072-727-2499 365日 24時間対応
【つくば中毒110番】029-852-9999 365日 9:00から21:00対応
【たばこ専用110番】072-726-9922 365日 24時間対応
【公益財団法人日本中毒情報センター】https://www.j-poison-ic.jp/

中毒原因物質の特定は重要です

商品等を手元にお持ちの上、電話しましょう。

何よりも、誤飲事故防止が大切です

お子さんの目のつく場所、手の届く場所に危険な物は置かないようにしましょう。
チャイルドロックなども活用して、保管の工夫をしましょう。
お子さんは大人が想像しないような、危険な遊び方をすることがあります。
おもちゃの遊び方など日頃から大人が注意することも大切ですね。

「窒息!」・・・。

気管支に異物が入ると「窒息」します。
気道が3~6分間閉塞されると死亡することもあります。
窒息の原因になった食べ物として、ピーナッツなどの豆類、丸い飴、ぶどう、ミニトマト、こんにゃく入りゼリーなどが報告されています。

食べ物による窒息事故を防ぐために

  1. 豆やナッツ類など硬くてかみ砕く必要のある食品は、5歳以下の子どもには食べさせないでください。
    気管に入り込んでしまうと肺炎や気管支炎になるリスクがあります。
  2. ミニトマトやブドウ等の球状の食品を丸ごと食べさせると、窒息するリスクがあります。乳幼児には4等分する、調理して軟らかくするなどの調理の工夫をしましょう。
  3. 食べている時は姿勢を良くし、食べることに集中させましょう。

万が一、つまってしまったら

窒息の場合、急を要します。
119番通報を誰かに頼み、ただちにつまった物を除去します。

応急手当

のどが詰まって窒息状態のとき

背部叩打法(1歳未満の乳児)

片腕に乳児をうつぶせに乗せ、手のひらで顔を支える。
頭を体より低くして、もう片方の手のひら基部(手首に近い部分)で背中の真ん中を数回強く叩く。

腹部突き上げ法(1歳以上の幼児)

背部から両腕を回し、子どものみぞおちの下で片方の手を握り拳にします。
もう一方の手で握り拳を握り、腹部を上方へ圧迫しましょう。

「応急手当方法」はこども家庭庁のHPに詳しく掲載がありますので参考にしてください。