子育てコラム　Aの母

四歳の男の子の母です。

最初に利用したのは、移動子育て支援でした。生後二か月の頃です。
主人も仕事で忙しく、地元ではないので知り合いも少なく、土地勘もなく、どこに遊びに連れて行けばいいのかよく分からなかったし、日々の慣れない育児生活とこれから始まる予防接種のラッシュに不安を覚え、ちょっと気分転換のつもりで行ってみました。
初めての所だし、どんな感じかもわからず、そこに不安も感じていましたが、優しく迎え入れてくれて、ホッとして泣きそうになりました。

移動子育て支援には行ったことがありましたが、常設の支援センターには、なかなか行けませんでした。そして、子供がどうしてもお昼寝しなくて困った時に思い切って行ってみました。移動子育て支援で顔を覚えて頂いていたようで、先生がすぐに気付いて声を掛けてくださいました。「たくさん遊んで行ってね」何気ない一言ですが、やっぱりホッとしてここに来て良かったと思い、また泣きそうになりました。

幸い子どもは、すぐに慣れてお友達もできて、支援センター大好きになりました。
支援センターに行かない日があると「いかないの？いきたいなー！」と言ってくるまでになりました。

支援センターに通うようになり、先生たちや他のお母さんたちとの何気ない会話をして気分転換できるし、子どもは、お友達と楽しく遊べるし、私にとっていいことづくめでした。一人っ子なので、同じくらいの年齢のお友達と遊べる機会があって良かったですし、おもちゃの貸し借りができるようになってくると、「成長したねー」と共感してくださったり、赤ちゃんが泣いていた時に頭をナデナデしてあげたのを見て「大丈夫、優しい子に育っているよ～」と声をかけて頂いて、これまでいろいろ迷いながらだったけれど育児がんばってきて良かったと思えました。

幼稚園に通いだして、なかなか支援センターに行く機会がなくなってしまっていた時
土曜日に人形劇があるから来ませんか？という電話を頂いて、とても嬉しかったです。
あまり、遊びに行けていないけど、気にかけてもらっているのだなと思うと、またまた泣きそうになりました。

毎日のように遊びに行っていた日々が、今では、もうすでに懐かしくなってきました。たまには顔を見せに行きたいなと思うほど、先生たちには、親子共々たくさんお世話になりました。子どもの成長を一緒に見守ってくれる人がいてとても心強かったです。

（by Aの母）

柳町子育て支援センター