母の想い

みなさん、こんにちは。音更町地域おこし協力隊員(芸術文化活動コーディネーター)の片山さやかです。
今回は、前回の続きのお話をしたいと思います。

私は赤ちゃんの時、予定よりも2か月も早く産まれた、体重1529gの未熟児でした。
私が産まれた時に、母は病院の先生から「この子は右脳が他の人よりも小さいかもしれない」と言われたらしく、とても心配したそうです。
それで「もし何か楽器をさせるとしたら、左手をたくさん使うヴァイオリンをさせたいな」とぼんやりと思ってくれていたみたいです。

叔母がピアノの先生をしていたこともあって、生まれた時から音楽には触れていました。
私の姉は叔母の影響でピアノを習い、私も姉の真似をしてピアノも習っていましたが、私はピアノよりもヴァイオリンに夢中になりました。

母が私にヴァイオリンをさせたいと思っていたことは全く知らずに、私は自らヴァイオリンに惹かれ、父にヴァイオリンを習いたいとお願いをして始めたわけで、それは何か運命的なものを感じます。

これほど夢中になれることに出会えたこと、未熟児でもすくすく元気に育ったこと、両親には感謝の気持ちでいっぱいです。

ちなみに私が産まれた時に「未熟児で産まれた子は生命力が強いんだよ!」と病院の先生に言われたそうで、1歳半健診の時には男の子の平均値まで大きく成長していたそうです。

おかげさまで、30代になった今でも生命力の強さを感じながら元気にヴァイオリンを弾いています!
どこかでみなさんにヴァイオリンの演奏を聴いてもらえる日が来ると嬉しいです。

音更町地域おこし協力隊員(芸術文化活動コーディネーター)
ヴァイオリニスト 片山さやか

筆者の紹介

音更町地域おこし協力隊員(芸術文化活動コーディネーター)
ヴァイオリニスト 片山 さやかさん

網走市出身。
沖縄県立芸術大学卒業。室内楽定期演奏会、卒業演奏会に出演。北見新人演奏会に出演。
ヴァイオリンを三島美千子、木野雅之、富岡雅美、岡田光樹の各氏に師事。
オホーツクジュニア弦楽合奏団アルモニアヴィオ―レ支援者やアンサンブルユニット『街角クラシック』として道東を中心に音楽活動を行った後に、都内でアマチュアオーケストラのトレーナーや音楽教室の講師、演奏家として活動。
その後、2022年7月より音更町の芸術文化活動コーディネーターとして地域おこし協力隊員に着任。音楽教室oto主宰。

子育てコラム一覧