息子と過ごす時間
私は現在4歳の息子を育てている一児の母です。今年の4月から音更町での生活が始まりましたが、妊娠・出産から息子が4歳になる少し前までは、地元である十勝を離れ、子育てをしていました。
私が出産した時期はコロナ禍ということもあり、里帰り出産はせず、立ち合いも面会も禁止という状況でした。陣痛が来るまでは分娩室にひとりぼっちで、とても不安だったことを覚えています。しかし陣痛が来てからは、助産師さんがつきっきりで腰をさすってくれたり、押してくれたりしたおかげで、とても楽になりました。主人に立ち会いをしてもらわなくて逆に良かったかもしれません。(笑)
出産してから2週間ほどは実家から母が手伝いに来てくれましたが、母が帰ってしまった後は孤独感と不安でいっぱいで、その中で一番つらいと感じたのは、まとまった睡眠が取れないということでした。主人は朝早くから夜まで仕事をしていたため、夜間に頼るわけにもいかず、ほぼ1人で夜中の対応をしており、そんな日々が1年ほど続きました。いつになったらきちんと睡眠がとれるようになるのか…と毎日考えていましたが、今ではすっかり寝坊助に成長し、「早く起きなさい!」と起こされるまで寝ています。
子育てにおいて「いつまでこんなつらい日々が続くのか…」と感じることは多くあるかと思いますが、終わってしまえばその時間は二度と戻っては来ません。授乳期間の夜中の対応も、抱っこしながら必死になって寝かしつけしていた時間も、当時はとてもつらく感じていましたが、今振り返ると息子との大切な時間です。今は「ママ一緒に寝よう」と言って一人では寝れない息子も、そのうち一人で寝るようになり、どんどん成長していってしまうのです。子どもの成長はうれしいのと同時にさみしくもあります。だからこそ「今」しかない息子との時間を大切にしながら、これからの日々を過ごしていきたいと思います。
一児の母