第3回 スマートフォンの写真撮影テクニック vol.1

〈1〉子どもの写真をもっとかわいく印象的に

いつでもどこでもシャッターチャンスがあるスマートフォンでの撮影。子どもの成長は早いですから、日常のかわいらしい一瞬を切り抜いて、思い出にしたいものです。とはいっても、『いつも記念写真風になる』『せっかくの笑顔がピンボケ』など、残念なことも多いですよね。写真上手になるちょっとしたコツを紹介します。

(1)まずは基本。レンズを拭くことからスタートです。レンズが曇っていては、どんなテクを持ってしても、上手に撮れるわけがありません。そして撮影の時にはスマートフォンが動かないようにするのが原則。焦ってバランス悪く持って会心の笑顔がブレブレ、、、という悲しいことにならないためにも、脇を締めてしっかり持ちましょう。机などに立てて安定させ、動きの速い子どもを待ち構えて取る方法もあります。

(2)ここ数年、機種の性能も上がり、画素数も増えているので、各段にきれいに撮れるようになったスマートフォンですが、弱点は暗い場所。逆光(例1)にならないように、撮影者が背後から光を浴びている状態で撮るのが基本です。屋内では撮影者が窓際に立つとよいでしょう。(例2)屋外の自然光の下では子どもの肌の透明感や陰影が美しく表現でき、失敗も少ないはずです。

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(3)屋内撮影での光源は電球、蛍光灯でもかまいません。多少暗くてもフラッシュは極力使わないのがベター。フラッシュ撮影(例3)では全体にのっぺりした立体感のない写真になってしまいます。ホワイトバランスを蛍光灯モード、電球モード(例3)、晴天(例4)などに変えて色味を探るのも、スマートフォンなら画面にタッチで簡単に設定変更できます。
※機種によってホワイトバランス機能がない場合があります。

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(4)そしてズームを使うのはなるべく避けたいのもご存知のとおり。大きく撮りたいとき(例5)は、スマートフォン本体を被写体に近づけるか、あとで拡大切り取りをする方が綺麗です。

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とは言っても、子どもを愛する気持ちが一番のテクかもしれませんね。

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