やさしさと心の強さ

自分の子どもが優しい人になってほしいと子育てをしていることと思います。

時には優しすぎて気になることもあるかもしれません。子どもに伝えたい本当のやさしさとはなんでしょう。

やさしさとは人を信じ甘えられること

やさしさとは自分や他人の喜怒哀楽という素直な感情を受け入れ、思いやることです。それは、人に関心をもって育っていることであり、一人になってさみしくなった時に人を信じて甘える『心の強さ』でもあるのです。時々、友だちのことをわるく言ったりするのも関心があるから言っているのです。

友だちに対して『怒(おこる)』気持ちだったのを『寂しかった』からと『哀(かなしむ)』気持ちの表現に変わるように支えてあげるといいのです。

そうすれば『楽』な気持になって再び友だちと仲直りのチャンスをつかみ、『喜』びあう日を迎えるのです。

 自信と強さがあるから相手の喜怒哀楽につきあえる

「やさしい子に育ってほしい」と願うとき、まずは親子関係の中で無邪気に喜怒哀楽の感情を安心して出せる環境をつくることが大切です。その営みが生きる自信と強さとなって、友だちの喜怒哀楽にも一緒になってつきあい、相手の葛藤がわかるようになるのです。

『信じる勇気』を受け止めたり、自らも行動していく心を『やさしさ』と思いたいのです。『甘えていいんだよ。でも、人の甘えもしっかり聞こうね』ということは『甘える』人間関係を築き、人を信じてつながっていく強さがあるのです。

子育て支援センターすずらん

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